葬儀へのコロナの影響

仏事のよろず相談所

奥野式典 奥山太郎さんコラム

 

2度目の緊急事態宣言となり、「コロナ」の時代はまだ続きそうです。

昨年は、「コロナ」によって、ご葬儀のあり方が大きく変わりました。

会食をしないご葬儀がほとんどとなり、通夜をしない「一日葬」を選ぶ方も増えました。この傾向は、今後、定着していくことになりそうです。  

 ■  ■  

ただ、見方を変えると、「コロナ」はきっかけに過ぎないともいえます。

周知の通り、日本は世界トップ水準の長寿を誇っていますが、いわゆる「多死社会」は、これから本格的に到来します。団塊世代の方々が75歳を迎える2025年ごろには、4人に1人が後期高齢者(75歳以上)です。

言いにくいですが、葬儀は皆さんにとって身近なものになるでしょう。

そうした先のことまで考えると、やはり葬儀は、全体的に縮小化していくものと思われます。「コロナ」はそのスピードを速めたものの、実はこの傾向は、いずれ起こったものと言えるでしょう。

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さて、そのなかで皆さんにとって大切なのは、適切な葬儀社を選ぶことになります。

終活ブームなどを受けて、経験の浅い方が葬儀社を興したり、フランチャイズに加盟したりしています。
宣伝力で名前はよく知られているけれど中身が伴っていない……という恐れもあるので、ご注意ください。

また、社歴の長い業者の中には、新しいニーズに応えられないところもあるようです。

十分な現場経験を持ち、かつ、時代に応じたサービスを適正価格で行っている業者を選ぶことが大事です。業者選びはぜひご自身の目で、事前にスタッフと会うことから始めてみてください。

奥野式典ではご相談を歓迎しています。コロナ対策のため予約制です。気軽にお電話ください。

プロフィール

奥山 太郎

葬儀社「奥野式典」の葬儀担当者。同社は三鷹市に本社を置き、東久留米市西部地域センター目の前に「お葬儀相談センター」を開いている。1日葬から一般葬・社葬まで、さまざまな葬儀に対応。特に、生花祭壇に定評があり、過去の実例は相談センターで公開もしている。事前相談は、奥山さんほかベテランスタッフが対応するので予約のうえ来訪を。公式ホームページ:http://www.okunoshikiten.jp/

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